CONCEPT
コンセプト
日本で、初めてのコンクリート構造物が作られてから100年以上が経過しました。コンクリートは安価で耐久性に優れた材料で、代替できるものは今のところありません。まわりを見渡せば必ずと言っていいくらい、コンクリートが目に入ります。今後100年は使われるそうです。
コンクリートは “生コン” の状態で、 “半製品” として現場に納入され、マンションや戸建住宅、ダムや道路の建設に使用されます。“半製品” ですので、コンクリートが硬化した後に、どれくらいの強度を有しているか、どれくらいのひび割れが発生するかは、現場で生コンを使用している時点ではわかりません。コンクリートは、天候や、石や砂などの材料の品質の変化で性状に変化が現れる、非常に繊細なものです。硬化後の品質を担保するために、コンクリート工場での製造時の品質管理、現場での納入時の性状確認が非常に重要となります。
当社は、コンクリート試験の第三者機関として、現場での生コンの性状確認試験から、硬化後の圧縮試験までを、一貫して行うことが可能です。そうすることで、コンクリートに透明性をもたらし、それがお客様、ひいては社会の安心・安全につながると考えています。
BUSINESS
事業内容
フレッシュコンクリート試験
コンクリートは “半製品“ として現場に納入されるため、現場での品質確認試験は必須です。スランプ、空気量、塩化物量、コンクリート温度を測定します。
スランプ試験
俗にいう、生コンの硬さ柔らかさを測定します。単位は㎝です。生コンを発注する際は、強度、スランプ、石の大きさ、セメントの種類を、生コン工場に指定します。スランプは8㎝、15㎝、18㎝などが規定されています。また許容範囲が設けられており、概ね±2.5㎝です。許容範囲の上と下で5.0㎝の差がありますが、実際に建設現場で生コンを使用する際には、スランプ1.0㎝の変化で施工性に影響があります。
空気量試験
コンクリートに含まれている空気の量を測定します。単位は%で、一般的に4.5%が基準となります。空気量試験で測定する空気は、微細な粒となってコンクリートに含まれますので、目には見えません。多すぎると硬化後の強度に、少なすぎると施工性に影響が現れます。
単位水量試験
生コンの中に含まれる水の量を測定します。生コンの製造に際しては、水も材料のひとつですが、この水が多すぎると硬化後の強度に影響が現れます。
最近では、この単位水量と空気量が適正であれば、硬化後の強度は担保できるとされ、単位水量試験を実施することが多くなっています。
供試体採取
圧縮強度試験用の供試体を採取します。採取後、供試体は破壊試験を行うまで、標準養生、現場水中養生、封緘養生などの養生がなされ、静かに保管されます。
硬化コンクリート試験
コンクリートは硬化後に、圧縮強度試験、曲げ強度試験、長さ変化試験など、いろいろな試験を行います。コンクリートが硬化したあとは、生コンの状態での性状はわかりませんので、フレッシュ試験からの一貫性が重要です。
圧縮強度試験
一般的には、供試体採取後28日目で圧縮強度試験を行います。この時点で、発注した強度を超えていることを確認します。
その他の試験
近年、コンクリートのひび割れを抑制することの重要性に注目が集まっています。そういった観点からコンクリートの性能を測定するために、長さ変化試験、拘束膨張試験などが行われています。また、コンクリート構造物の劣化調査としては、打診検査、コア強度測定、中性化試験などが行われています。
PROFILE
会社概要
■名称 | 株式会社サムライQC |
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■代表取締役 | 長谷場 孝 |
■住所 |
本社 〒557-0063 大阪市西成区南津守7-8-4 TEL06-7493-9310 FAX06-7504-6588 大阪事業所 |
■事業内容 | コンクリート試験(フレッシュコンクリート、硬化コンクリート) |
■主な保有資格 | コンクリート主任技士、コンクリート技士 |
■沿革 |
平成25年6月 大阪府大阪市にて、サムライQCを設立 平成29年7月 愛知県豊橋市にて、株式会社サムライQCとして法人化 |
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